プロジェクト紹介


マイクロ水力発電によるベトナム農村の電化計画
(つづき)

こういった村落電化を行う場合、最も難しいのは村人だけで長期間にわたって運転を継続できるようにすることです。ちょっとしたトラブルでもその対処方法を知らなければ運転が止まったままになってしまいます。発電所運転に伴うさまざまなトラブルの対処法をひとつひとつ覚えてもらうようトレーニングしなければなりません。

さらに、運転員は毎日発電所で働く必要があるわけですから、きちんとお給料を払ってあげなければ長続きしません。そのための資金は住民から集める電気料金です。どうやって適正な料金を公平に集めるのか。もともと商売人ではない人々ですから大変です。 また、将来必ず必要となる点検修理費用はかなりの金額となりますから、それを前もって積み立てていくことも忘れてはなりません。 本調査ではマイクロ水力発電所の運転開始から9ヶ月間にわたって、こういった運転管理に関する事項を住民に指導してきました。

こういった作業を軽視するとせっかく建設した発電所が運転休止に追い込まれ、今までの苦労が水の泡となってしまいます。 住民もランプ生活に逆戻りです。 ここが踏ん張りどころなのです。



運転操作方法のトレーニング風景


契約書や料金徴収の指導風景



操作方法をマスターした運転員たち



電灯があるから宿題も大丈夫


村人だけで運転操作を行い、また電気料金を毎月集めて給料を払ったり積み立てを行うことができるようになったので われわれ調査団の仕事も終わりに近づいてきました。はじめてこの村を訪ねてから1年余り、あっという間に時間が過ぎました。

現地調査の最後の日に大勢の村人が見送りに来てくれました。嬉しかったですね。   お互い、よくここまでがんばったものだと思います。 


                                   充実したプロジェクトでした........