プロジェクト紹介


 太陽光発電によるラオス農村の電化計画(5年ぶりの再訪)

 2005年6月にJICAの調査で我々がパイロット事業を実施した村落の現状を調査しました。現在も太陽光発電設備が使われているのか村に向かう途中ではドキドキしましたが、
その結果は  
現在もきちんと保守され、毎日使われていました。住民の不満もほとんどなく、料金の支払いも順調でした。          

 太陽光発電の場合には、バッテリが徐々に劣化していくため、いずれバッテリの交換が必要となります。このプロジェクトでは、バッテリの交換は利用者の負担で行うということにしていました。バッテリの交換には約30ドル必要で、この金額は住民にとっては大金です。このため、まず住民はバッテリを大事に使い、長持ちさせるように行動します。また、バッテリの劣化が進むと電気を使える時間が減ってきますので、バッテリ交換が必要だということを認識し、そのために貯金したり、鶏や豚などを売って資金を確保したりします。収穫期の収入まで待たなければならない人もいます。 資金の調達にはそれなりの苦労があったようですが、すでに半数以上の住民がこうやってバッテリを交換したことが確認できました。 やはり電気を使うためには、住民はかなりの負担を覚悟し、資金を準備します。

 また、パイロット事業の村落では、事業実施前からバッテリをマーケットまで運んで充電して使っていた世帯があり、このため、住民はバッテリの使用方法、保守方法をよく知っていたということ(バッテリ維持管理に関する知識ベースが村落内に存在していたこと)が持続可能な状態を実現できた大きなポイントだったと思います。維持管理資金が確保できるかということだけに関心が注がれがちですが、実はもっと重要なことは維持管理のための情報・知識をどのようにユーザーに定着させるかという点なのだと実感しました。


新しく購入したバッテリとインバータ


たくさんの電気機器で生活をエンジョイ


携帯電話も普及しつつある